昔とった杵柄(きねづか)
きのうの雨と今日の風で駐車場も路面も落ち葉でいっぱいです。
掃くそばからヒラヒラと落ちてくるので、収集がつきません。
この1本の木からどの位の落ち葉が集まるのか...
「この葉っぱで焼き芋作りたーい」と手伝ってくれた子供の言うのもわかります。
さて、朝1番に来店されたのは靴ではなく、和装草履のお客様。
鼻緒(はなお)の挿(す)げ替えです。
お店は靴だけの販売になってしまったので、お客様の持ち込まれた草履の古い鼻緒を新しいものに交換することしかできませんが、昔とった何とやらで10分ほどでできました。
こんなご依頼はずいぶん久しぶりのことです。
ン10年前は先代がお客様の選ばれた草履や下駄の台にこれも選ばれた鼻緒を足の大きさに合うように挿げてお渡ししていたのが思い起こされます。
時代が流れ、売る商品が和装ものから靴に変わりましたが、「足に合った履き物を、足に合うように調整した履き物を、お客様にお渡しする」という根っこは変わりません。
これは知らず知らずのうちに父の仕事をする後ろ姿をみて育ったせいかもしれません。
お客様に「足にピッタリしてる」・「足が楽になった」...
そう喜んでいただける仕事につけてよかった
私自身のこころが和んだ朝1番の出来事でした。
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