2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

他のアカウント

無料ブログはココログ

三喜屋チャンネル

ツイッター

facebook

« 初・・・・なるべく痛くない方法 | トップページ | 初ぎっくり腰で感じたこと »

2010年2月11日 (木)

もせる

10年ぶりにご来店の多治見市のTさん。

「靴がこんなになっちゃったけどなおる?」

拝見すると本底が腐食してボロボロ。

近年よく使われる底材のポリウレタン。

滑りにくい、足の返りがいい、クッション性に富んでいるetc・etc

優れものの材料なのですが、

欠点が1つ。

長く履かずにしまいこんでおくと、

「経年変化」つまり化学反応を起こして、腐食するんですネ。

たとえはちょっと変ですが、

家を新築しました、訳あって住めないので、戸締りしたまま何年も放置すると...

カビがはえたりならまだいいほうで、

根太(ねだ)が腐ったり、梁が傷んだり。

だから家の場合はしょっちゅう窓や戸をあけて風をとおします。

靴の場合は箱から出して風を入れるだけじゃなく

履いてあげた方がいいんです。

そして底が減ったら修理してまた履いてあげればいいんです。

Tさんは10年前に2足の靴をお求めで、一方の靴は毎日履かれ

もう一方の靴は1,2回履いただけでしまいっぱなしにされていた様です。

三喜屋は靴をお求めになった時、この「経年変化」のお話を必ずすることにしているのですが...(言い忘れたか・・・・なんせ10年も前の話)

幸いなことに甲革は新品の状態ですので、

底の交換をすればまた履けるようになるので、大丈夫。

そうそう、今回のようにものが腐食したりボロボロになることをこの辺では

「もせる」って言うのです。

« 初・・・・なるべく痛くない方法 | トップページ | 初ぎっくり腰で感じたこと »

店長のひとりごと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: もせる:

« 初・・・・なるべく痛くない方法 | トップページ | 初ぎっくり腰で感じたこと »