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2013年4月28日 (日)

靴を大事に履くということ

「靴のつま先が擦れて
白茶けたのはなおりますか?」

朝1番にこんなご相談がありました。

階段の角でぶつけられたそうで、
ハーフブーツのつま先が
幅2ミリ長さ2センチほど
擦れて白っぽくなっています。

同色の靴クリームで
補色をして差し上げると
ほぼ目立たなくなりました。

「とても気に入った靴で
大事に履いていたんですけど…」
と言われるわりに本革の靴底やカカトは
減っているし甲革もカサついているので
お聞きしてみると、1度も
お手入れをしたことが無いとのこと…。

加工された(鞣された)革、
特に靴の場合の革は
雨や風にさらされ
地面に接する位置にも近いので
ほこりや汚れもまとわりつきやすくなります。

更にそのままの状態で履き続けると
革は乾燥して劣化がすすみ
硬くなったりひび割れの原因になり
靴自体の寿命が早く訪れてしまいます。

顔や手の皮膚がカサつかないよう
お手入れをするように、靴の革にも
潤いが必要です。

お気に入りの靴であれば
キズつけないように
気をつけて歩くことも大事かもしれませんが、
定期的にお手入れをしてあげてこそ
靴にとっても足にとっても
「大事に履いてあげること」につながると思う、
そんなお客様とのやりとりでした。

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