私の靴は何センチ？

三喜屋では足のご相談をお聞きした後
足型測定をして足のサイズを数値化し、
そののち足に合った靴をお出しします。

そして履いて歩いていただくのですが、
その時、ほとんどといっていいくらい
「この靴は何センチですか」
というご質問をいただきます。

足に合った靴の条件は
たとえば①足趾が靴の壁にぶつからないだけの
余裕がとってあるか、
②母趾や小趾のつけ根に圧迫感はないか
③土踏まずが靴の壁にピッタリそっているか…
などなど十数項目あります。

それらをクリアして初めて
「その人の足に合った靴」になります。
（中敷きや革に手を加えることもありますが）

靴のサイズ表示は各メーカーさんが
使っている木型（靴を作る土台）や
靴のデザインによってその履き心地も
違ってきますので、測定した足が
例えば23.0㎝だとしてもどの靴も23.0㎝で
履けるというわけではありません。

ですから、履き心地を確認した後に
そのサイズ表示を見ると
23.0㎝のこともあるし、23.5㎝、
場合によっては22.5㎝だったりすることが
しばしばあります。

またヨーロッパのサイズ表示は
木型のサイズをそのまま表示してありますので
正確な㎝表示に換算することが出来ません。

大事なことはまず自分の足のサイズがどれだけで
趾先の特徴や足全体の肉付きなどを
把握しておくことが大切です。

自分で靴さがしをするときに
大体の目安として知っておくことは
いいことだと思いますが、
「私の靴は何センチ」
という思い込みだけは避けた方がいいですね。