起毛皮革のうんちく…知ってました?
「バックスキンの汚れたのは
どうやってお手入れするの?」
起毛(毛羽だった)皮革には処理の仕方によって
スエード、ベロア、ヌバックなどいくつかの呼称があります。
スエード・ベロアはともに
牛革の裏面を起毛したもので、
子牛などの革の裏面を起毛したものを
スエードと呼び、おしゃれなパンプスなどの
高級靴に多用されます。
ベロアは成牛(大人の牛)の革の裏面を
起毛したもので、アウトドアシューズや
デザートブーツなどラフな靴によく使用されます。
一方、ヌバックは牛革の表面を
サンドペーパーなどで起毛したもの
―ひらたくいえば表革を傷つけて
起毛した皮革ということになります。
ちなみに「バックスキン」というのは
牡鹿の革の表面をサンドペーパーで
バフしたもので、BUCK(鹿)とBACK(裏)が
間違えて呼ばれるようになったのだろうと
言われています。
さて、起毛皮革の基本的なお手入れは
ブラッシングですが、汚れが着いた場合には
サンドゴムや固い真ちゅうを使った
ワイヤーブラシなどでゴシゴシしましょう。
「そんなことしたら革にキズがついちゃう…」
と心配されるかもしれませんが、起毛処理自体が
革にサンドペーパーなどを掛けているので、
全く問題はありませんし、ゴシゴシやることで、
汚れはきれいにすっきり落とすことができます。
もっとひどい汚れの場合には洗う方法もありますが、
まずは上の手順で試してみましょう。
そして、仕上げに専用スプレーで、革に栄養と
防水効果を与えてあげましょうネ。
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