ハグランド病
足の後部、特にかかとに起こる疾患に
「ハグランド病」というのがあります。
アキレス腱に疼痛を訴えるので
「アキレス腱周囲炎」とよく似た症状ですが、
前者の場合足関節の繰り返しの背屈底屈
(曲げ伸ばし)の刺激でアキレス腱の付着部に
骨棘(カルシウムのかたまり)ができ、
アキレス腱付着部とかかと骨との間にある
滑液嚢(かつえきのう:潤滑油の役目をする袋状組織)を
圧迫します。足と靴の間のヒールカウンターで
くりかえし刺激を受けて発症するそうです。
(先天性の場合もあるそうです)
今日はこのハグランド病を発症された
Yさんが相談に来られました。
整形外科の先生のお話だと
基本的には患部を圧迫しない
草履や下駄などカウンター
(かかと周り)のない履物が
良いということで、病院で作られた
足底板(中敷き)を履物に入れて
様子をみられたいとのことでした。
中敷きの入れ替え可能な
外履き用のスリッパをご用意することにしました。
中敷きを交換するだけですぐ解決、
とはいかないでしょうが、
整形外科の先生や装具士さんとの連携で
少しでも患者さんの足の負担が
軽くなってくれたらうれしいです。
« ご紹介ください。 | トップページ | わごう の パン屋さん。三喜屋は大ファン♪美味しいパンが快適に作れるように足元から応援します。 »
「三喜屋の事件簿 」カテゴリの記事
- 整形外科で外反母趾の治療をしたけど、まだ痛い。(2024.06.03)
- 足に合った靴とインソールで歩きやすく、毎日を快適に(2023.11.05)
- 上級シューフィッターが一生懸命、あなたの足と笑顔を支えます。(2023.06.16)
- カウンセリングと足型計測(2022.06.10)
- お誕生おめでとうございます!(2021.12.12)
« ご紹介ください。 | トップページ | わごう の パン屋さん。三喜屋は大ファン♪美味しいパンが快適に作れるように足元から応援します。 »
コメント