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2015年12月16日 (水)

足と木型(靴型)

本日、12月号のニュースレターの配送準備が無事完了しました。
事務所周りの片づけをしております時に
こんな質問のお電話がありました。
「足の甲が薄くて足幅は標準なんですが、
内羽根タイプ・外羽根タイプどちらの方が足に合うんでしょうか?」
足の甲の薄い方は足全体の肉付きも細い傾向がありますので
靴の中で足が動きやすく「ブカブカした靴」を履いている感覚になります。
「羽根」と呼ばれる部分は靴の甲部分に靴ひもを通し
縛ることで足の留まりをよくするパーツです。
羽根の両脇をかんぬき上にミシンでロックしたタイプを「内羽根」
と言います。
Img_0068
一方、ロックしないで両脇を開閉自由にしたタイプを「外羽根」と言います。
Img_0069
外羽根の方が甲の厚みに合わせてひもで縛り固定しやすいので
内羽根に比べ調節機能が高いと言えます。
但し、いくら外羽根とはいっても
その靴を作る土台である靴型(木型)が
幅広甲高タイプだと甲の薄い人が履いて紐を縛っても
羽根が重なってしまうようでは意味がありません。
甲の厚みだけでなく趾先のシルエットかかとの留まり具合など
足の特徴に合致した木型で作られた靴を
選ぶことの方が先決だと思われます。
自店で取り扱っている靴の特徴をしっかり把握している靴屋さんで
相談されるといいでしょうね。
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