営業職の女性と靴

日中はうなぎのぼりの温度上昇ではありましたが、
朝方や午後7時現在の気温は微風が吹いて
とてもさわやかに感じます。
秋がまた「半歩」近づいてきたようです。
さて、本日はご相談者Oさんのお母様の
1本の予約の電話で始まりました。
今年の4月に営業で職に就かれた御嬢さん、
「パンプスで歩くと足が痛くて」中敷きパッドをつけても
効果がなく趾のつけ根は痛いし、かかとはブカブカだし
何とかならないかという内容でした。
パンプスとは「足入れ部分がくるぶしより下の位置にある
ローカットの靴で、ヒモやファスナーなど
締め具や留め具を用いていない靴」―
つまり、足を入れる部分が「アッパッパー」の靴と言えば
話が早いでしょうか。
「アッパッパー」なので足はストンと収まります。
ところが簡単に収まる分簡単に脱げやすい。
外反母趾のように足幅が広く見える方は
母趾のつけ根が痛くないように大き目を選ばれるので
靴全体がゆるくなり、カカトはブカブカします。
また、最近の女性によく見られる肉のついていない
「薄っぺらい」足の方は靴の中の足止まりが悪いので、
小さ目を選んで足を「缶詰」状態にされるようです。
そんなこんなで合わない靴選びをしていると
皮膚疾患（たとえばウオノメ）や関節痛（例えば外反母趾・ひざ痛
などのトラブルを抱えることにもなりかねません。
そこで、少しでも快適に歩くためには諸条件がいくつかありますが、
やはり留め具を装備した靴を履くのが一番のようです。

足首周りで靴をしっかり固定しましょう。
さらに土踏まずや母趾の付け根部分など、
革や中敷きの調整をしてあげると、
既製品の靴でも自分の足に近づけることができます。
実はこの「足に靴を近づける」というのが
シューフィッターの大事な仕事の一つです。
履いてこられたパンプスと比べて思わず
「気持ちイイ～」という感想を漏らされたOさん、
お母様もその様子をご覧になって一安心されたようでした。
明日からは背筋を伸ばして
さっそうと歩いてお仕事をされるOさんを応援しますね

ご自分の足に合った靴選びは、まずご自分の足を知る事から。
三喜屋では、あなたの足を大切に考え「カウンセリング＆足型計測」をした上であなたの足に合った快適な外反母趾に優しい選びの
お手伝いをいたします。お気軽にご相談くださいませ。

 

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